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板垣 憲一さん 由利本荘市
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応募林分の状況
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経営の概要
板垣さんの山林の総面積は91.50haで、その内、74%の67.32haがスギ人工林で占められています。
スギ人工林は3〜19齢級で構成され、その内54%が間伐対象の6〜9齢級で36.48haとなっています。この間伐対象林分については、森林施業計画により計画的な間伐が行われ、将来的には80〜100年の長伐期を目指し、無節の良質材生産に向けた間伐と枝打ちに重点を置いた施業を行っています。
板垣さんの山林経営で特徴的な点は、労働力を他に頼らず自家労力で賄っている点にあります。森林施業に従事する期間は年間100日にも及んでいます。研究熱心な板垣さんは、地元の森林組合が行う林業技術講習会に積極的に参加したり、地域の造林コンクールに出品するなど、日々技術研鑽に努めています。
また、板垣さんは約6haの水田を所有する農業経営者でもあり、農村通信社(酒田市)が主催する良質米多収穫競技会では2回も優勝するなど、農業経営の面でも並外れた経営手腕を発揮されています。 |
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■経営の特徴
経営の概要でもご紹介したように、板垣さんは良質大径材の生産に向けた枝打ちに力を入れていますが、板垣さんの場合、1回目は斧で高さ2mまで枝打ちし、2回目以降は更に目の細かい斧を使って高さ4m〜6mまで枝打ちしています。間伐は、林分の成長に応じた計画的な施業を行っていますが、特に収入間伐では、軽量化による運搬コストの低減や原木の付加価値向上の一環として、立ち皮剥ぎや葉枯らしによる乾燥原木の生産にも積極的に取り組んでいます。
生産された原木は、地元製材工場への販売や地元森林組合の原木市場で委託販売しています。
また、林内照度が高い高樹齢林分については、下層木を対象とした枝打ちを細めに行うなど、継続的な収入を目指した複層林施業にも力を入れています。更に、板垣さんは低コスト林業を進める上で道づくりが重要と考え、早くから林道や作業道を作設し、その結果、滝ノ沢地区の林内路網密度はha当たり35mにも及んでいます。
このように、自身の山林経営に弛まない努力を続ける板垣さんですが、このほかにも、地域のグループ活動や林業後継者育成活動にも積極的に取り組んでいるほか、生産森林組合役員や町内会長など、地域のリーダー的存在として活躍しています。(水と緑推進課) |