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秋田杉を運んだ旧森林鉄道の客車

森林鉄道 古客車
 
  木材搬送の主役だった森林鉄道が、半世紀以上にわたる歴史に幕を降ろしたのは1971年でした。
  森林鉄道は山里深く軌道をめぐらし、木材の搬送ばかりでなく山間部の集落にとっては唯一の交通機関でした。搬送列車の最後尾には地域住民のために屋根の無い客車が連結され、時には花嫁列車が運行されるなど粋な計らいもありました。
  森林鉄道が姿を消して40年になろうとしていますが、往時の様子は数少ない写真で偲ぶしかありません。今では軌道跡地のほとんどが自動車道に整備され、各集落を繋ぐ交通網の役割を果たしています。
  つい先頃、秋田県能代市二ツ井町仁鮒(のしろしふたついまちにぶな)から田代地区へ向う軌道跡地の道路わきに、昔の面影が残る「森鉄客車」を見つけました。
  客車として2〜30年、どの程の人を乗せたのだろうか、森鉄廃止後に農作業の休憩小屋に活用されて数十年、よくぞここまで働き続けたものと思います。今では傷みが大きくほとんど使われてないようですが、手を加えれば休憩小屋としても十分使えると思われます。
  使いながら保存できる貴重な現物資料だと思います。
        (つづく)

                                情報提供(本文及び写真撮影)
                                    大  一 成
                                       森林インストラクター
                                       林業技士(森林環境・林産)  

◇ 現況写真

 

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